人材育成に必要なこと
は2つでいいんだよ

「あたしゃ~グロリアってんだよ。
この授業の講師をここの塾長から
押し付けられてるんだよ。
よくもまぁ~180歳の婆さんを
こき使うね~全く」

〔人材育成と人材教育の授業④〕
《やる気のないところに
いくら時間をかけても無駄
かもしれないよ。
まずはやる気を起こさせる
ことさ。
それを考えるのがアンタたちの
仕事じゃないのかい?
これが最初の一手なのさ》

「嫌なことをやり続けても
苦痛なだけで、身に着きにくいのさ
罰ゲームと感じるんだよ。
そもそも相性が悪いんだろう…」
《この続きは例の場所②だよ》

始めは誰だって知らないことばかり
なんだよ。
生徒のアンタらもさ、そうだろに。

だからさ、新人の人や、新しく転属
されてきた人は、知らなくて
当然なんだ。
そんな状況で一気に30も40も
覚えられないんだよ正直さ。

 

教えることは、
「教える側の満足度ではなく、
教わる側の心持ちなんだよ」

一気に大量な情報を詰め込んでも
無駄なんだよ。

教える側は何でも知っているからさ、
あれもこれもという感じで言いたい
気持ちもわからないでもないよ、
でもね、
これは教える側の満足度を充実させる
ことが目的じゃないんだよ。

そんな気持ちでやってしまうと
教わる側の覚えが悪いと、
「なぜ、覚えられないんだ」
「なぜ、できないんだ」と
憤りを感じてしまうだろうに。
お互いに損するんだよ。

生徒のアンタたちもやっただろに
ドラク〇を。
なんだ、やったことないのかい?
あたしゃ~ねぇ【Ⅲ】で時が
止まっているんだよ。
ファミコンだよ。DSだよ。
まぁ~そんなことはどうでもいいかい。


ドラク〇なんかは、少しずつ経験値を
貯めてレベルUPして強くしていくだろ

これが、LV1でボス級の連戦なんか
させられてたんじゃ
単なるクソゲーじゃないかい。

人に教えるときはドラク〇のように、
教えるのさ。
教える相手をドラク〇のプレーヤーと
重ねて考えてみなよ。


経験値稼ぎの最初はスライムさ、
次にゴーストさ。さまよう鎧さ。

HP回復は最初は薬草だよ、
ホイミだ、ベホイミだ、ベホマズンだよ

次は魔法だよ。
ギラだ、ベギラマだ、ベギラゴンだよ
もうダメ押しでメガンテだわさ。

武器も最初はこん棒さ、
次に鋼の剣さ。そしてはやぶさの剣さ。

防具も最初は皮の服さ、
次に旅人の服だろ。ドラゴンメイルさ。

そうやって積み重ねていくうちに
HPやMPや攻撃力、防御力、
使える魔法が増えていってさ、
戦いの応用力も付いててさ、
だから最後に
魔王と戦えるんじゃないかい。

プレーヤーが最初から慌ててたら
ダメなんだよ。

 

だからさ、人材育成も同じなんだよ。

…ここが例の場所その②だよ
「だけどさ、時には嫌いじゃなくなる
ように自分でも忍耐や努力や工夫を
しないといけないよ…」
《この続きは例の場所その③だよ》

さて、ここからだね。
ここのお題の
「人材育成は2つのことでいい」
ってのを説明しようかね~。

ダラダラ読むのも面倒だろうに
先に答えを言っちまうわさ。
この2つはだね
「目的」と「計画」だけさ。


「これで分かった」っていう
生徒のみんなか、
「こんなこと賛同するか!」
「しょーもな」
っていう生徒のみんなは、
もうこれ以上読まなくていいよ。
考え方なんてそれぞれあるからねぇ

ここからは解説だからさ、長くなるよ。
無理して付き合う事なんてないよ。
生徒のアンタらも忙しいだろうにさ。

でもね、ヒマな子がいるなら
付き合っておくれよ。

アタシが考えるのは、
この仕事塾の塾長の言っている
【生存戦略】さ。
この不条理な世の中を生き抜くために、
自分で生き抜く力を持つための
人材育成のことさ。


今、生徒のアンタらがもしだよ、
自分の働いている会社が
倒産したり
経営が悪くなって人員整理の対象に
なったり、
会社で干されたり、いじめられたり
されてさ、
何かの事情で
働けなくなった時に、
ノウハウさえ持って
いれば
他の会社でも生きられるのさ。


なんだい?
今、自分の働いている会社が
無くなると生徒のアンタたち
は死ぬのかい?

生徒のアンタたちがさ~、
この世に命を授かった時にさ、
今の会社に命を取られる契約でも
したのかい?

そうじゃないだろうに…
どこでも仕事ができるスキルを
身に着ければ、
死ぬこた~ないよ。
どこだって生きて行けるさ。

たださ、今が当たり前なんて
考えたりしてはダメさ。


教えてる側のアンタらが
教わる側になることだって
起こり得るんだよ。


会社の言うことを聞くだけの人材育成
なら他を当たったほうがいいよ…

 

…ここが例の場所その③だよ
「まぁ~いい所を探す努力っていうのかね~。そうじゃないと自分勝手な自分を作り上げてしまい、自分の選択肢を狭めることにもなるねぇ~」

まずは1つめの「目的」
からいこうかねぇ~


ここで言う「目的」
何のためにするのかを教えなきゃダメ
ってことさ。


さっきのドラク〇でもさ、
ひたすらレベルを上げるゲームじゃ
クソゲーだわさ。

「最後に魔王を倒すという目的」
があるから、経験値を貯めてさ
LVアップさせるんだろうに。
LVがあがればHP・MPも上がるし、
攻撃力・防御力・素早さ・賢さも
上がるんだね。

その時に手ごたえを
感じるんじゃないかい?
その手ごたえは、
「魔王を倒せる目的に近づく」って
ことさ。
「魔王を倒す目的は世界に平和を
取り戻す」
ってことさ。

それを「やりがい」や「成長」って
言うのさ。

これをさ、仕事に置き換えて見なよ、
仕事の「目的」は何だい?


例えばさ、仕事を教えている時に
こういう質問をされたときに
生徒のアンタらはどう答えるんだい?
「なんで、
そんなことをするんですか?」

まぁ~色々な職種によって答えが
変わるかもしれないけどさ~
それは、
「良い製品を作るための1歩
なんじゃないかい?」
「良いサービスをするための1歩
なんじゃないかい?」


こんな答えじゃ、抽象的すぎて
聞いてくる相手は誤解するかも
しれないねぇ~。

じゃね~、例を挙げておこうかねぇ~
【食品会社で手洗いを行う理由】
にしようじゃないか。

これなら生徒のアンタらも家でも
使えるだろうに。

この答えはだねぇ~
【賞味期限又は消費期限まで
品質を保つため】
って言うんだよ。

これは、何でかっていうとねぇ~
食品会社は工場に入る時に手洗いを
大体の会社はルールとして決めて
いるはずだよ。

だがねぇ~
手洗い後も手の汚れる時はあるんだよ。
床のゴミを拾ったなんて良いことを
してもさ、
顔がかゆいから顔を搔いてもさ、

手がその時点で汚れるんだよ。
そうすると、そのまま食品を触るとさ
食品も汚れるだろうに。
だから、汚れたら手を洗うんだよ。

そういう観点で考えればさ、
ルールだから手を洗うという教え方じゃ
なくて、賞味期限まで品質を守るため
って教えないとさ、汚れたら手を洗う
意識が芽生えないのさ。


コンビニとかで、レジ横のから揚げや
肉まん、おでん(アレは旨いね~)を
頼んだら、店員さんがさ、
手にアルコールかけてから取って
くれるのを見るだろうに、アレさ。

お金を触ったり、色んなお客が触った
商品を触ってレジをするからさ、
手が汚れてるんだよ。
だから、直接食べる商品は店員さんは
清潔に提供するのさ。

だからさ、
教えるときは、具体的に目的を教えて
あげな。

その具体的な内容が、魔王を倒す為に
近づく1歩なんだよ。

これは、さっきのドラク〇理論と
同じでさ、スライムを倒すも
魔法を覚えるも、武器を強くするも
遠回りや無駄そうに見えるけど
その経験の1歩づつの積み重ねが
魔王を倒すためなんだよねぇ~

仕事も同じさ、
お金をもらうためにするんじゃなくてさ
良い仕事や良いサービスで
それを買ってくれた人のお金で給料が
もらえるんだわさ。
「お金が先じゃないんだよ。
仕事が先でその結果お金なんだよ」


だから【目的】は、
「胸を張ってお金を稼ぐ」ことだよ。
そのための「手段」が、任された仕事の
練度を上げるんだよ。

そのために、
1歩1歩経験値を稼ぐんだよ。
その経験値稼ぎが今している仕事じゃ
ないかい。

そのお金を使って、
好きなものを買うのもよし
好きなものを食べるのもよし
どこかに寄付するのも良し
貯金するのも良し
FIREを目指すために投資するのも良し
そうやって自分の生活や人生を困らない
ように充実させるんだろうねぇ。


 

次は「計画」に行ってみようかねぇ~

「計画」は読んでの通りさ、
どういう風に進めるかってことを
決めるってことさ。

会社や組織に所属するとだね、
知らなきゃならないことが多くなる
んだよねぇ~。
どうでもいいことも含めてさ。

会社の理念だとか。
仕事の内容とか。
仕事に関わる知識とかさ。

そんなもんをバラバラに覚えようモン
なら、
訳が分からなくなっちまうんだよ。
特に、新しい人はさ。

ここをどうするか?は
答えは簡単なんだよ。

当然、生徒のアンタらもわかってる
のは承知で言っているんだよ。

答えは「攻略本」だよ。
整理するんだよ。
【情報】と【順番】をさ。

これは、仕事塾の真骨頂の
【心理整理】と同じだわさ。
(知らないなら、ここクリックしなよ)

だがねぇ~、
こんな簡単すぎることが、実はできて
いないから上手く行かないんだよ。

上手く行かない訳は、
作るのが面倒だからさ。


この面倒は、
【心理的な面倒さ】と
【変動するごとに改訂する面倒さ】
【誰が作るのかの面倒さ】
【仕事を文書化表現する面倒さ】
なんかが考えられるね、

大体の人は、頭でわかっているんだよ。
必要で、あれば助かるってことをさ。

話がそれるがね~
「攻略本」の効果を確認しておこうじゃ
ないか。
効果は絶大だよ。
①誰がやってもできる
→解釈のブレが少ない
②覚えるのが早い
→習熟期間の短縮化
③全体の流れがわかる
→見落とし作業がなくなる


「攻略本」があるとないとでは、
新しく来た人の【心理的安心】も
段違いだわさ。


だからだねぇ~
「計画」ってのはさ。

どれだけの規模があって、
どの順番で進めていけば
上手くできるかの方法論を
作れるかどうかが人材育成の肝
だろうね。


だからさ、生徒のアンタらも
「攻略本」を作ることを1番に考えな
口でなんぼ言ったってさ、
上手く伝わらないんだよ。

自分の機嫌や相手の機嫌、
自分の活舌の良し悪し、
相手の解釈の仕方、
誤解を生む
不確定要素が多いんだよ。

それ以上に、
同じことを言い続けるのはしんどい
だろうに~。
相手も同じさ、
同じことを聞くのは気が引けちまう
のさ。

そういう些細な日々の積み重ねが
人間関係にヒビを入れるのさ。



「攻略本」は計画さ。
「攻略本」はかすがいさ。
子はかすがいって言うだろう。
アレと同じさ。

「攻略本」があれば

人間関係のもつれで人が辞める
覚えが悪いから人が辞める
教えが悪いから人が辞める
なんてさ~、
みんなが不幸になることが減るんじゃ
ないかい?

結果、会社の戦力が上がるって事に
つながるんだよ。

ただね、人間同士だからさ、
人間関係のもつれを完全に無くす
ことは無理だろうがね~

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