『できることは、できるうちにやっておくんだ』
生徒のみんなはわかっているはずだ。
地球人全員もれなくこのルールだ。
【人はいつか必ず死んでしまう】【この世を去る日は予測できない】
この2つのルールが発動している中で生きているんだよ。
時間は有限だ。悠長なことをしているほど実は暇じゃない。
今、1秒過ぎるたびに、生徒のみんなの寿命が減少し続けているからな。
明日が来るのは、「今日や昨日の自分が生き延びたという経験の反複」であって、そう考えてるだけで、100%未来の保証ではないんだよ。
人間は予知力は皆無だ。今まで起こった地震なんて誰が予測できたんだ。
実は、地球人全員がわからんのだ。
まぁ、1人くらいは本物が居るかもしれないが、「言わない、言えないなら」同じことだよ。
ここで、自分の身を守ることと、どう関係するんだ。ということになるんだが、
【時間の価値を考える】ってことなんだよ。
【時間は誰もが平等だ。1秒は地球人全員が1秒なんだよ】
9000兆億円の金持ちでも、世界が認める容姿端麗でも、地球上の最大の極悪人でもだ。
周りの人がどう生きようが、それは本人次第だ。
しかしだ、自分の生きられる時間の価値を知れば、今、出来ることはやっておいた方が、自分に何かが起きた時に後悔しないだろ。
自分と自分の大事な人が、明日以降どうなるかはわからない。
「キミは親と会えるのは、あと何日だ」
「キミは子供と一緒なのは、あと何日だ」
「キミは大事なパートナーと一緒に居られるのは、あと何日だ」
「キミは好きな仕事や趣味を続けられるのは、あと何日だ」
そう考えれば、今しかできないことはやっておくに越したことは無いってことだ。
何もしなければ変わらないんだよ。神さんが突然降臨して、自分に都合の良い状況に変えることはないんだよ。
自分が動いて変えるしかないんだよ。人は変えられないんだ。
不条理を受けて恨みがMAXになっても、そいつをこの世から消したいと1億回、1年間、心で願っても無駄だ。その時間は無駄なんだよ。他にすることがあるだろう。
生徒のみんなの寿命は限られているからこそ、出来ることはできるうちにやっておく、お迎えが来た時に後悔の数を減らしておく、これが、自分の身を守ることにもつながるんだよ。
こういう考えは、仕事の場面でも役に立つんだよ。
「できるうちにやる→できる時間でやる→やることの優先順位をつけてやる」
ってことだ。