自分の身を守る技
 7つの防御スキルその⑥

肩書にだまされない

【自分の身を守る7つの技 その⑥肩書にだまされない】

あなたは、こんな経験はないですか?

 

道を歩いていると、前からお巡りさんが歩いてきた時、少し緊張したことがありませんか。

人は肩書に騙されてしまうことがあるのです。たとえ、それが嘘でも。

肩書がつくと3割増しで人を過剰に評価してしまう効果があるのです。
そして、肩書を持つ側は、人を過剰に見下すことがあるのです。

 

何も肩書を持っている人が全員悪人と言っているわけじゃありませんが、肩書を持つということは、責任も負っているということです。

 

会社や学校であなたが、大きな失敗してしまったら、肩書を持つ人が責任を負います。その方が効果抜群なのです。

 

ここで言いたいのは、『肩書を鵜呑みにするな』と言うことです。
『肩書だけ人を見ない、人の本質を見抜け』と言うことです。

 

肩書で判断してしまう恐ろしさは、「自分で判断する力を喪失してしまう」「相手の言いなりになってしまう」などで、妄信していまい、洗脳・暗示・誘導にあっさり掛かってしまうことになります。

簡単に言えば、相手に主導権を握られてしまい、「良いか悪いかの判断」ではなく「言うことを聞くか、聞かないかの判断」にすり替えられてしまうことなのです。

こんな状態に陥ると、パワハラやいじめ、セクハラをされていても、相手の善悪を見抜くこともできなくなるのです。

そのことで嫌な気持ちになっても、その時間だけ自分が我慢すればよいと考えてしまい、そのスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。

こんなことを続けていると、間違いなく心を壊す事態になりますね。
 

言っておきますが、「相手は所詮人」もちろん間違ったこともするし、嫌なこともする、神のような力は持ち合わせていません。
戦争を失くす力もありませんし、もちろん、死にかけの人を助ける力もありません。逆に、人を陥れて殺す力はあるかもしれませんね。
立場的に弱い人間を見つけて、いびる力ぐらいしかない、社会には何の役にも立たない力なのです。

 

こういう人種は”怖い人の事務所”で説教できる根性はないでしょう。

 

ちなみに、民間企業なら社長、専務、常務、部長、課長、係長…まぁ、色々な役職名がありますね。これ、国家試験やら人間性試験で合格したから任命されている訳ではありません。

 

ここを見ているあなたも起業すれば社長になれます
10万程度でなれるのですよ。

社長だけになる目的なら、株式会社設立して社長になって3日で廃業すればいいんです。それで、「社長、代表取締役経験者の出来上がり」になります。

しかし、肩書が有効に働く場面もあるのは間違いないのです。

これは、相手との関係上対等な力関係を維持する場合や、舐められない場合、責任を取らせるときに首級として周囲を抑える場合、集団をまとめる時なんかには必要になります。

ただ、人は、肩書に飲まれてしまう危険性もはらんでいます。

偉くなった、特権階級になったと勘違いして、権力があると思い込んでしまうんのですね。
これは、「立場」と「身分」を勘違いしている人に現れますね。

 

肩書は役割なだけ、それだけです。

もし、あなたが肩書の圧力で窮屈な人生を送っていて、嫌な思いをしているなら、そこから離れることです。あなたまでが腐ることはない。人生は腐り行動で時間を費やすほど余裕はありませんよ。

類は友を呼ぶだ。いいヤツの集まる所を探しましょう。

いいヤツがいないなら、ためになる人のYOUTUBEや本や映画を観て、自分の自由に使える時間は、いいヤツの行動を全身に、脳に、心に浴びておきましょう。

そうすれば、自分の考えや心の持ち方に変化が起きてきます。
その気持ちが芽生えれば、行動するための希望が見えてきます。
さらに、希望が具体的な行動に変わってきます。
そうすれば、あなたの人生も変わってきます。

 

念の為に言っておきますが、心をやさぐれさせて、悪いヤツの集まる所は行ってはいけませんよ。

あなたの人生がもったいないから。

 


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