〔人材育成と人材教育の授業⑥〕
《偉い立場ってのも考えもんだ
ね~。力を買われてなるんだろう
けどさ、力の使い方を間違うと
人の道を外すことになるね~、
それでさ、それが癖になるんだよ
力を誇示することがさ…
そんなことしてりゃ~
人からの恨みを買うのが目に
見えてるんだよ。
でも、そんな簡単なことにさえ
気づけなくなっちまうのさ》
生徒のアンタたちにはね~、
これからアンタらの身に起こるかも
しれないことだからさ、
覚えておいても損はしないさ。
先輩・上司・管理者・役職者に
なっちまったからにはさ、
一般の人と比較して断然加害者になる
可能性が高いんだよ。
一度でも、加害者になってしまうとだね
社会から猛批判の刑が執行されるんだよ
だから注意しな。
下手すりゃ~ね、関係ない人も攻撃に
参加してくるからね~。
あまりにひどいと心をやられること
にもなりかねないよ。
世間はだよ、社会的立場の高い人間の
失敗ほど許せないのさ…
批判アドレナリンがあふれ出るんだよ。
ここぞ!とばかりに攻撃するのさ。
油断してちゃ~足元すくわれちまうよ。
そこでだよ、
なんで加害者になりやすいかの
ポイントを押えておこうじゃないか。
(↑ココ大事だよ)
【ポイント1だよ】
簡単に言うとさ。
標的になりやすいんだよ。
なぜかって?
そりゃ~さ~、会社内で部下や後輩の子
みたいに立場弱い人をまとめる側に
いるためだからさ、
考え方の違いや方向性の違い、不平等感
や不公正感を与えやすいのさ、
たとえ、それが誤解でもだよ。
それとだねぇ~
口が悪いと余計さ。
簡単に言うとだね、マジ恨みや逆恨みを
買いやすくて、共通敵になりやすいのさ
【ポイント2だよ】
肩書がある以上だね、社会通念上の
管理責任や人道的態度が一般よりも
3割増しの期待値で測られるために
だね、周りの評価が厳しいんだよ。
【ポイント3だよ】
肩書が高いほどだね~、
スキャンダル性が高く話題性も高く
なってしまうんだよ。
【ポイント4だよ】
肩書が高いほど、
是非を問わず批判しやすくてさ、
叩きがいがあるんだよ。
まぁ~狙われやすいんだろうさ。
叩けば自分の気分が晴れるんだろうね~
気が晴れるのは気のせいだと思うん
だけどねぇ~
【ポイント5だよ】
今の時代はだね、
音声データなどが取りやすくなってる
からさ、失言なんてしてしまうと
証拠物件として残しやすい環境になった
のさ。
でもさ、口は災いの元だからね~、
失言するほうに問題があるのは
肝に銘じておきなよ。
【ポイント6だよ。これが最後さ】
本当にパワハラだの、セクハラだの
いじめをしている場合だよ。
まぁ~、これは真の加害者だから
弁護の余地もないねぇ~
しょっぴかれないとわからないかも
しれないねぇ~
こんなところじゃないかい?
まぁ~、生徒のアンタらも加害者に
ならないように気をつけなよ。
アタシからのアドバイスさ。
「自分がやられて、ヤなことは
人にはやめときなよ」
これだけさ…
ここからは、つまんない話さ…
具体的にどんなことで加害者に
なってしまうか考えてみようかねぇ~
こんなことが考えられる①
「会社内で労働災害が発生し、
被災者が重症以上になる場合」
【CASE①】
社内で労働災害が発生し、重症以上になる被災者が発生した場合(死亡や後遺症が残る案件だよ)
→指揮者や管理者が職域上あなたが最上位に属する場合は【安全義務違反で書類送検】されることがあるんだ。
【CASE②】
長時間労働による、部下の人に心身喪失者が出た場合(うつ・自死未遂や自死など)
→長時間労働を直接又は間接的に指示した最上位者なら責任を問われるんだ。また、預かり知らないといえば、管理放棄と見なされ道義的責任で追及されてしまうこともある。遺族や家族から民事訴訟で損害賠償を請求される場合もありうるんだ。
【CASE③】
パワハラ・セクハラ・いじめを意図的に又は意図せずにでも行っていた場合
→パワハラの種類にもよるんだが、受けた側=被害者の図式になるため、不利は否めないな(学校のいじめと同じ図式だよ)
→セクハラも同様で、場の雰囲気で失言や、頭をなでただけ、肩を触っただけでも受けた側の嫌度になるため有罪確定だよ。(こう考えてみてくれないか。電車で知らない人にいきなり頭をなでたり、肩を触ったりして何も起こらないか?通報されるよな。会社内だから、知った仲だからと言ってそういうことをするのは加害者側の論理でしかないんだよ。これも前述した、偉い=自分のチカラの及ぶところは何でもしてもよい。という ”うぬぼれ” が引き起こしてしまうんだ)あぁ、ちなみに偉いではなくエロいの間違いだな。
もし、加害者になった場合どんな厄災や制裁が自分に降りかかるのか?